幼児を預かる保育施設では、1人の幼児が泣き出すと連鎖的に周囲の幼児も泣き出します。
介護施設でも同様なことは起こり、徘徊癖は周囲にも影響を与え、1人が徘徊を行うと次から次へと徘徊をする利用者が出てきます。
このような事態になると施設は突如忙しくなり、昼間でも通常の業務に支障をきたすようになります。
人の出入りが少なく外出などの制限が多くなる夜間はストレスを感じる利用者が増えるため、スタッフは寄り添い安心して過ごせるよう努めます。
徘徊癖や心配性の利用者がいない場合は、スタッフが減少する夜間でも特段に負担なく働くことが可能です。
スタッフにとって夜勤で働くメリットは、薄給を補うことができることです。
昼間だけ働き家族を養うことは大変ですが、手当や時給が上がると他のアルバイトをしなくても家族を養うことが可能なため、既婚者にとって夜勤は欠かせないものになっています。
施設内にはスタッフが休息するためのスペースが設けられており、シャワーを浴び、睡眠をとることも可能、夜勤では日中勤務と異なり仕事終わりに付き合いで介護スタッフと飲みに行く煩わしさもなく無駄な出費を抑えることができます。
夜間は上司にあたる理事・事務長・医師など管理者が不在になるため、昼間ゆっくり利用者と話せないことが夜間では可能になります。
利用者と信頼関係を構築することができるようになると、利用者の不安は軽減され徘徊は少なくなり、スタッフはスムーズに業務を熟せるようになります。
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